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アウトリガー方式デスク拡張型傾斜台

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快適な在宅勤務のための工作第二弾。 今回はキーボードの快適な打鍵姿勢を求めて机を拡張しました。 COVID-19の影響で在宅勤務する割合が多くなったため作成を始めましたが, 完成した頃には緊急事態宣言解除が目前になってました。

今使用している椅子(中古のポロックチェア)の構造上,肘掛けの高さが合わないので, 楽な姿勢でキーボードを打てないという悩みがありました。 そこで,机と肘掛けを結ぶラインに傾斜台を設けようと思ったのが発端です。

傾斜台を追加するにあたり机にネジ止めするような方式も検討しましたが, 汎用性等々を考慮した結果,荷重の一部を机に支えてもらいつつ, 2本のアウトリガーでバランスをとる方式を採用しました。

横から見た図です。椅子が入るスペースを設けるために,アウトリガー部分はかなりスカスカです。 安定性を求めるのであれば,足を4本にして補強用の貫などを追加しても良いと思いますが, あまりゴツくしたくなかったので最小限の支えのみにしました。 そのため,自立することはできません。

甲板はホームセンターで売っていた杉の集積材で,支柱はイレクターパイプです。 見た目的にはアンクル棚のほうが好きなのですが,斜めに板を配置する必要上, 円柱を用いたほうが角度調整等がしやすいかなと思いました。 実際,イレクターパイプの接続継ぎ手には角度調整可能なものもあったので, 斜めの構造を簡単に作ることができました。

イレクターパイプ用の継ぎ手にはプラスチック製のものと金属製のものがあり, 金属製のものであればボルトを緩めて調整することが可能です。 この傾斜台も,斜めに固定している部分は金属製の継ぎ手を採用しているので, このように折りたたむこともできます。 折りたためば机の後ろにでも立てかけておけるので,そんなに邪魔にならないかな, と思いました。

製作

オイルフィニッシュ前の杉の集積材です。サイズは横700mm,縦300mm,厚10mmにしました。 横幅は椅子より一回り大きいサイズに,縦はA4の書類が置けるようなサイズ,という狙いです。 あとから気づきましたが,反りがあると机の甲板には向かないので, ちょっと高級な柾目板などにしたほうが幸せになれるかも。

オイルフィニッシュ完了後の甲板と,イレクターパイプのパーツ一覧。 イレクターパイプの足部分に,ネジで高さを微調整出来るパーツを採用しましたが, よく考えれば,構造的に上の方で微調整出来るので不要でした。 それよりも足の広いパーツにしたほうが安定性が上がりそうです。

フレームだけで机に乗せてみた図。 アウトリガーの部分の足の長さは椅子の肘掛けの長さプラスアルファにしています。 長軸方向のフレームを斜面の下部分に配置すると肘掛けや太もも等と干渉しそうだと思ったので, このように斜面の上部分にのみ配置しています。 この写真ではフレーム上端が机の上に乗るように配置していますが, 実際は甲板だけが机に乗るように設置して使用しています。

甲板とフレームはネジで接合されています。 本当はもう少しガッチリと固定する予定だったのですが,手持ちに丁度いい木ねじが少ししかなく, かと言って買いに出かけるのも(外出自粛という時期的に)微妙だったのでごまかして取り付けています。 ネジ止めと板の剛性を考えると,板厚は20mmあってもいいかな,と思いました。

To Be Continued

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