S.S.L.W.01-05

ミニマルを極めた財布01-05

About

小銭+札+カードを収納でき,かつ限りなく小型化・スリム化を目指して試行錯誤しました。

01

記念すべき財布処女作。札で小銭の蓋をすることで構造を薄く出来るのでは?というのがそもそもの動機。 「どうやって札を固定するか」に苦心しています。札固定部分がはみ出ていおり無様です。 ちなみにカバンに入れておくと5秒で小銭が拡散していきます。

札を抑えているのが数センチ四方の革一枚という構造に無理がありました。余っていたDカンもついていますが, 特に役割はないです。ポケットに入れた時,邪魔になることぐらい。

全体的に見れば失敗作ですが,カード部分と小銭部分の位置関係などは後続型にも活かされています。

02

01よりさらなる薄さを求めた02 圧倒的薄さで革の重なりは最大でも2枚。 小銭部の切れ込みだけで札を抑える構造です。 カバンに入れる前から小銭が拡散していきます。

札で抑えた状態。ほとんど使われていない状態なのに既に札固定部分が怪しいことになっています。 札の枚数が多くても少なくても不安を覚える構造です。

小銭部分も切れ込みがある関係で保持が怪しいです。隙間からポロッと落ちます。 完全なる失敗作です。

03

薄さを諦めて普通の2つ折り財布に近い構造にした03。 札をカバーしている革の片側は固定されていないので,ビロビロのままです。 正直面白みが無い財布です。

一応,小銭や札の落下はある程度防ぐことに成功。 そもそも某の金具で固定するようにすればいいのですが, 手持ちにちょうどいい金具がなかったため,この財布シリーズでは一切金具を使用していません。

設計段階のミスがあり作成がとても面倒な構造になっています。 形を成立させるのに頭が一杯で,作成手順を無視した設計をしてしまった結果ですね。

04

03の札をカバーしている片側の革が宙ぶらりんになっている問題を「カードで固定する」という発想で解決した04。 安定した状態で全閉を保持出来ます。

03では実現しなかった保持力!! きっちり閉まることで,小銭の拡散抑制も完璧です。

ただし,設計ミスにより札が二つ折りで収まりません。厚みのある曲げを考慮した設計は難しいですね。 ちなみにツートンカラーなのは単に手持ちの革にちょうどいいサイズのものがなかったためです。 あまりかっこよく無いカラーリングですね。

05

このコンセプトにおいて,ある程度の完成を迎えた05。 革の重なりは最大4枚程度で,13ミリぐらいの厚さに抑えられています。 微妙な段差を設けることで,カード部分を抑える強度も向上しました。

構造の問題点としては,カード部分が下向きに開口しているため,落下の危険があります。 作成した直後は革がしっかりしいるため気になりませんが, 使い込んでくると,カードがポロポロと落下していきます。

小銭と札はかなり強固に保持しているので,落ちる心配がありません。 01からの進化を感じます。パーツ数は4で金具は不使用。

To Be Continued

HOMEへ戻る