MBO

midiトリガー内蔵ベース

About

現在メインで使用しているエレキベースです。 色々なパーツを寄せ集めて組み立てていたら,arduinoで作ったmidiパッドが内蔵されたり, ボディに穴を開けてアルミ板を貼り付けたり,やりたい放題になっています。

基本スペックは4弦,EMG一基,フレットレスです。 ネックはメイプル,指板はエボニー,ボディはマホガニーとアルミ板でできています。 元々のボディとネックについてはUSACGというギターのパーツをオーダーできる所で注文しました。 ピックアップとネックの間にある板はフィンガーランプで,スラップ用のドーピングです。 東急ハンズで購入したよく分からない木材の板を貼っています。 フィンガーランプの左側に4つ並んでいるのがmidiトリガーで,サンプラーとベースをmidiケーブルで繋ぎ, この赤色のスイッチを押すと,サンプラーを操作することが出来ます.

コントロールパネル。 色々付いているように見えますが,ベース向けのつまみはプレベ風のもの(上2つ)のみで,1Vol,1Toneの非常にシンプルなものです。 また,フォンケーブルを接続するジャックは本体の側面にあります。 赤色LED3つと,その下に付いているノブ2つ,midi用ジャック,トグルスイッチはこのベース最大の特徴であるmidiトリガー用のものになります。 midiトリガー用のノブはmidi信号のvol設定用と,midi信号のナンバー設定用です。 midiナンバーは3セットから選ぶことができ, 現在どのセットを選んでいるかがLEDに表示されます。 4つのスイッチ×3セットということで,最大12種類のサンプルを再生できます. トグルスイッチを入れると,midiトリガーがonになりLEDが光ります。

ヘッド部分.右利き用と同じ向きのヘッドなので,ややこしいですがレフティにとってはリバースヘッドです。 4弦が一番長くなりますが,普通のロングスケール用の弦を張れます。 ペグはお気に入り部分の一つで偶数弦と奇数弦で別のタイプの物を使用しています。不揃いなペグ達。 何かメーカーロゴ的な物を描こうと思ってはいるのですが,未だに空欄のままです。 テンションバー等の配置は昔見た誰かのシグネイチャーモデルのものを参考にしていますが, 音に関して特に何か良くなった点はありません.気休めです。

アルミ板部分。 某アルミ製ギターの新型であるEVOのアルミフレームがリスペクト元です。 「音に対する影響<<見た目のかっこよさ」です。 どうせベースの音色なんて誰も気にしてませんし, EMGを載せればどんなベースもEMGの音になるので問題ありません。 本体の軽量化に寄与しており,長時間使用しても疲れにくいというメリットがあります。 また,アルミ板がハンドル代わりになるので,持ち上げるのが楽です。

裏面。EMGのピックアップとmidiトリガーを制御しているarduinoへの電源供給のため,電池ボックスが付いています。 現在は電源を一つの9V電池で賄っている状況ですが,midiトリガーの電源を入れると明らかに高周波ノイズがベースに乗るので, そのうち別電源化したいと思っています。 ネックはいたって普通の4点留めです。 ボディの仕上げ方法はオイルフィニッシュで,木目や触り心地を楽しめるようになっています。 一番下のエンドピンの位置がズレているのはバランスを(テキトーに)考えてのことで,下穴がズレた訳ではありません。

製作

アルミ板を取り付ける部分の荒削後の様子。この姿はとても頼りなく見えます。 マホガニーはエボニーやアッシュに比べると,比較的削りやすいと感じました。 相変わらず電動工具を一切仕様出来ない状態だったので,ひたすら糸鋸とノコヤスリで切り刻みました。

コントロールキャビティのザグリの拡大図。 まず初めにハンドドリルで大量の穴を開け,蓮コラを製作します。 いきなりノミとハンマーで削り出すと心が折れるため,このような下ごしらえを行いました。 穴の深さはドリルビットに目印をつけることで調整しました。

ノミとハンマーで削っている最中の様子。掘る面積が大きい分,ノミを扱うのは楽です。狭い方が大変ですね。 電動工具に比べればはるかに静かですが,夜な夜な響き渡るハンマー音はさぞかし近所迷惑だったろうと思います。 ちなみに穴あけからここまでの工程で数日かかっております。

ノミで彫り終わり,ヤスリがけをした後の様子。 ガサツな人間にしては予想以上に綺麗に削れたなぁと思います。 どっちにしろピックガードで全部隠すので,多少の粗は無視です.無視。

midiトリガーのスイッチが収まる部分にもザグリを入れます。 貫通しているのは裏面からアクセスしている電池ボックス部分です。 幅が狭く,スイッチの背が予想以上に高かったため,こちらの方が時間がかかりました。

場面は変わって,オイルフィニッシュしている最中の様子。 オイルなので下に新聞紙を敷いても染みこんでいっていしまうという説明書きがあったため, この時は要らなくなった雨具を下に敷いて塗装を行っています。 オイルを塗る→少し乾かしてから拭き取る,を4回ぐらい繰り返すと,段々といい色になっていきます。 オイルフィニッシュだと,スプレー缶等のシンナー臭を周囲にばら撒かないため,細々と工作をしている身にはありがたいです。

裏面のオイルフィニッシュ。塗った直後は光沢があるように見えますが,拭き取るとマットな感じに落ち着きます。 写真を見ると一目瞭然ですが,ただのオイルではなく,赤色の塗料が含まれているワトコオイルという物を使用しています。 左端に若干排水口が見えていますが,この塗装をお風呂場でやったためです。

ピックガードの表裏。 マイコンとEMGが共存している関係上,裏は配線お化け状態です。 もっとスッキリさせたいとは思いつつ, 二度と蓋を開けたくないという思いもあります。 写真はありませんが,ピックガードはホームセンターで購入したアクリル板から切り出したものです。 途中2回程アクリル板を割ってしまい,泣く泣く作りなおしました。

To Be Continued

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